天制覇との違い

雷神7では天制覇と比較してシステム上大きく異なる点がいくつかあります。
前作に慣れた方が気をつけるプレー上の注意点をいくつかご紹介します。

@ 各種リストの操作方法が変更になりました。

天制覇では、左クリックで選択・決定、右クリックで選択解除となっていましたが操作方法が変更になりいました。
基本的に左クリックで選択、決定は同じですが、選択解除は左クリックで再度選択項目をクリックすることにより解除となります。右クリックはほとんどの場合画面キャンセルとして機能します。

A 地上戦、艦載機戦は無くなり艦隊戦メインとなりました。

天制覇では地上戦、艦載機戦などがあり、一つの惑星の制圧に時間がかかっていました。
雷神7では艦隊戦をメインと捉え、艦載機戦は廃止、地上戦も自動戦闘のみに簡略化され惑星の制圧がよりスピーディになりました。

B 工場や格納庫といった面倒な生産システムは廃止になりました。

天制覇では部隊の生産に工場や格納庫といったものが必要で、部隊の生産が極めて複雑な操作となっていました。
雷神7では補給担当を任命しておけば、自動的に補給の必要な艦隊に必要な部隊を補給します。

C 担当システムを採用しました。

天制覇では基本的にプレイヤーがすべてのパラメータを管理し、必要なコマンドを毎ターン実行していました。委任に設定した場合は、PCが管理を担当していましたが、細かい指示が出せない等の問題がありました。
雷神7では人事、経済、防衛、補給などの担当を任命しておけば、各担当がそれぞれのパラメータを監視し、自動的に必要な処理を行うようになりました。資金が必要な処理は勝手に実行せず事前に予算の承認を受けるシステムになっています。プレイヤーは各担当から上がってきた予算の申請を見て、必要な処理に許可を与えます。危なくなっているパラメータをプレイヤーが捜すのではなく、まとまって報告されてくるので、プレイヤーの負担が大きく軽減されます。

D 艦隊移動がHEX単位となりました。

天制覇では、プレー開始直後の古い艦種の場合、艦隊移動が遅く高速艦等を多く配置しなければ移動に時間がかかっていました。
雷神7ではメインマップの移動はすべての艦隊が性能に関係なく等速となっており新型・旧型等の艦種の違いによる移動の時間差はなくなりました。基本的にどの艦隊も1ターンにつき1HEX移動できます。

E 艦隊編成が部隊単位ではなく混成部隊になりました。

天制覇では艦隊が部隊単位で編成され部隊ごとに戦艦、空母などの艦種が設定されていました。
雷神7ではすべて全体のパラメータとして管理し、部隊ごとの編成は廃止されました。
戦艦を補給すると艦隊全体の攻撃力がアップ、巡洋艦を補給すると艦隊全体の機動力がアップするという仕様になりました。

F 部下プレーはなく覇王プレーのみとなりました。

天制覇ではどの人物からでもプレーできる「部下プレー」が可能でしたが、雷神7ではプレイヤーは覇王のみ選択可能となりました。

G 惑星単位の管理をすべて勢力ごとの全体管理に変更しました。

天制覇では、各パラメータは惑星単位になっており、コマンドも基本的に惑星単位での実行になっていました。このため支配惑星が多くなると惑星を巡回してコマンドを実行するなど面倒な操作が必要になっていました。
雷神7では1つの勢力として各種コマンドを実行するようになりました。惑星単位の画面というは存在しません。各人物もロケーションフリーとなっておりどの惑星にどの人物がいるという情報はなくなりました。したがって、人物の移動や資金の送金といった惑星間に関連するコマンドは無くなりました。

H 要塞は惑星の防衛衛星ではなく、マップ上の好きなHEX位置に建設可能となりました。

天制覇では要塞は惑星の防衛兵器として各惑星ごとに配備していました。
雷神7では要塞は動かない艦隊の1つと捉え、惑星に配備するのはなく、マップ上の好きなHEXに要塞を建設できるようになりました。