「これで満足でしょう♪」
そう言って白衣を脱ぎ捨て下着姿になって歌い始めた。
会場は明らかに異様な興奮に包まれていたが、催眠コントロール中の
記憶の無いシェリルは、今の下着姿の演出が過激過ぎてのことと
理解していた。
事実、一部ヘアー露出という予想外のアクシデントもあった…
そのため…だと。
(本当、何なの?)
(この異様な熱気は、まるでこの私がストリップでもしたみたいじゃない…)
しかし、シェリルは自らの希望的観測のみを信じプロ意識に徹して未だ
カワイク挑発していた。